3月17日から日付変わって18日の夜にベトナムから日本に一時帰国してきました。
理由は、ベトナム政府の朝令暮改な対応に心が追いつかなくなり、普段起きない目眩と耳鳴りが発生し、「これはもう無理だ。」と判断した為です。
自分が隔離されたらどうなるんだろう?
日本の家族はどうなっているんだろう?
この先どうなるんだろう?
色々な不安で頭が混乱し、持ち前の行動力で「帰ろう!」と決めてから、即日本に戻ってきました。
私の想像では、このタイミングでベトナムから日本に行くベトナム人はそんなにいないだろうと思い、LCCの座席指定はせずに空港に行ったんですが、行ってみたら日本に行く技能実習生達で溢れかえっていて、慌てて座席指定しました。
そして、空港で搭乗を待っている時に「コロナじゃないことの証明書がないとベトナムに入国できなくなった」というお知らせが届きました。
「マジか…。」と思いつつも、引き返す事は出来ず、不安な気持ちのまま飛行機に乗り込みました。
そして、日本到着。
ずっと曇り空で青空が見えなかったハノイとは違い、晴天の中到着しました。
スムーズに入国出来るんだろうか? とドキドキしながら、検閲場を過ぎ、入国審査を終え、荷物を受け取り、税関を過ぎ……ってめちゃくちゃスムーズに入国出来てしまいました。
(もうちょっと熱はかられたりしないの!?)と内心思いつつ、入国。
確かにいつもより人は少ない気もしましたが、平日の昼間だったので、「こんなものか?」くらいな感じで、成田空港から東京駅に向かうバスに乗りました。
そして、到着した東京駅周辺。
「めっちゃ、普通!!!!!」
それが、最初の感想でした。
ハノイでは、マスクが着用を義務付けられ、スーパーに入る前にはアルコールスプレーを係の人に手にかけられ、熱計られ、やっと買い物できていたので「何、このゆるさ!?」と思いました。
道ゆくサラリーマン達が普通にランチに出かけ、人気のお店には行列が出来……。
Twitterで卒業式が出来なかった学生さん達が「悔しい!」と言っているのを読んだんですが、大人たちがこんなに自由に動き回ってるなら、それは悔しいだろうな……とやっと納得しまひた。
駅は混んでるし、カフェとかも混んでるし、新幹線も混んでるし、「自粛って、何?どこ?」と凄い混乱しました。
その後、無事地元に到着。
家族が駅まで迎えに来てくれました。
そのまま家には帰らず、薬局によってから帰ることになり、そこで初めて普段なら普通に売っているマスクや消毒液だけゴッソリ無くなっている光景を見ました。
そうしてやっと「あっ、この国でもコロナは起きているんだ。」と実感出来ました。
ちなみにベトナムでは、せっせと布マスクを量産しており、使い捨てマスクは手に入りにくくなっていますが、布マスクは普通に変えて、アルコール消毒液とかも買えます。
ベトナムマスクの進化の過程
上から、もともとあった布マスク
真ん中、コロナ発生後に登場したTシャツの生地で作ったマスク
下、ほぼ布!切りっぱなしマスク何としてでもマスクを作って売る!という姿勢
(今更ながら、アルコール消毒液をベトナムで買ってくれば良かったなと思っています。)
日本は緩すぎるかもしれませんが、「いつ隔離されるか分からない」という状況は、かなり精神的な負担が大きかったので、お勧めしません。
そして、この記事を書くちょっと前にベトナムへの外国人の入国禁止が発表されました……。
さて、いつベトナムに戻れるのか😭
日本に戻ってくる以外の選択肢は、戻ってくるタイミングまで無かったですが、まさかこんな事になってしまうとは……。