<<前回のあらすじ>>
直接面識がないAさんが、ハノイに来ることになったが、
到着日前日から連絡が取れず、何時に到着するかわからない状態。
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金曜日夕方、やっとAさんからメッセージが届く。
Aさん「今から○○国を出ます。」
やはり、私の推理通りトランジットしていた事が判明。
念のため、メッセージが来てすぐ空港に着く時間とホテルの場所を教えてほしいと
メッセージを送りました。
・・・が、既読にならず
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それから、数時間後ハノイ到着の連絡が入りました。
ただ、私自身仕事が終わらなかったのと、
もう遅い時間だったので、1人でホテルまで行ってもらいました。
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<土曜日の夜>
遂に初対面
Aさんは、土曜日1人でツアーに行き、夜から夕食を一緒に食べたのですが、
気分はさながら「面接」。
Aさんの人となりをさぐり、日曜日何処に連れていくか慎重に決めないといけないのです。
話しているうちに、Aさんは木曜日のうちに高速バスに乗り、
空港に向かっていた事が判明しました。
(それで、木曜日から連絡が取れなかったようです。)
そして、到着前に聞きたかった、乗り換え方法などを
ペラペラと話され、「それ、来る前に教えといてほしかったな」と
思う事がチラホラ。。。
とりあえず初対面の人だったので、ツッコミはぐっと抑えました。
ただ、1点どーーーしても気になって嫌な気分になったのが、
Aさんが1人で行ったツアーで手漕ぎの舟に乗ってチップを請求された時の事。
日本人だという事で他の客より多めにチップを請求されたみたいなんですが、
1時間ほど舟を漕いでくれた船頭の女性に対して、
うるさいから2万ドンを舟に投げてやったら、女性が怒っていたんだ!
ワッハッハと武勇伝の様に話すんです。
1時間も舟を漕いでくれた女性に対してお金を投げるって、
それもコインじゃないのに、飛ばされて川に落ちたらとか考えなかったんでしょうか!?
・・・ん!?←
その後話しているうちに、ネットが繋がらないと困るからと
複数のスマホ+Wi-Fiルーターを持ってきていて、
ベトナムがどういう状況か把握するためにネットで色々調べて
プリントアウトしてきたという自慢が始まりました。
・・・そんなにデバイス持っているなら、もっと連絡取れたよね!?←
・・・そんなにプリントアウトするほど調べられる力があるなら、
ハノイで何処に行きたいか聞いた時「わかりません」じゃなくて
色々調べられたよね!?←
この時点で、「もう明日会いたくないんですけど・・・。」という
後ろ向きな気持ち全開だったんですが、
流石に土曜日の夜に「明日勝手に観光して下さい」という
非人道的な事は私には出来ないので、
夕飯(面接?)で話してみた結果と
今までの来訪者データをもとに「私プレゼンツハノイ1日観光ツアー」を組みました。
※来訪者が来た時の対処法まとめについては、今後書こうと思いますので、
今回は省略します。
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<日曜日>
前日の面接結果と一応聞きだした行きたいところを聞いて
あとは半強制的に「次は何します。」という形でツアースタート。
前日私が、注意せずニコニコ(顔だけ)していたせいか、
この日も武勇伝の如く、チップを舟に投げた話をされました。←
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日頃のおじさまキラー力が発動されたおかげか、
「日本に居る女性は、会話が成り立たない子ばかりで困っているんだけど、
Halcaちゃんとは話が合って楽しいよ!!」と喜ばれました。
正直なところ、何回も私が質問したのとは違う答えが返ってきて大変でした。
態度も去ることながら、会話が上手く成り立たないんです。
「今まで行って印象に残っている国は何処ですか?」に対して
「僕はラッキーな人間だから何処の国に行っても嫌な思いをしたことがないんだよ!」とか。
????←
どう考えても相手の問題じゃなくてAさんが「自分が自分が!」で
相手の話を聞かず、会話が成り立たなくなり、
女性が距離を置いているんだと思います。
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<日曜日の夜>
Aさんは、すっかり私の聞き上手のおかげ(?)で上機嫌。
それに対して、私はそろそろ・・・。
<ガイド終了2時間前>
その後もAさんの饒舌な武勇伝は続き・・・
私「そうなんですね!」←
私「そういう事もあるんですね!」←
ニコニコ・・・
ニコニコ・・・
・・・ブチっ
<時間ですね。>
私「それは、全然違うと思いますよ。」
ガイドも残り数時間なのを確認して、
ニコニコと理路整然と猛反撃を開始しました。
突然の私の反論、それもかなり道理に当てはまっている事を言うので、
Aさんが、あからさまにテンパり始めるました。
そこから畳みかけるように、反論。
ニコニコ
ポイントは、すねたりシカトすると相手が逆ギレしてくるので、
あくまで笑顔です
・・・で、それに対して、Aさんは一生懸命取り繕ってくるので、
一度は「そうですね!」と同意して、
元のニコニコに戻りました。
しかし、
それに対して「あれ!?さっきのは俺の勘違いかな?もしくは、地雷踏んじゃったかな?」と
元通り、武勇伝を語りだすAさん。
ニコニコ
まだ分かっていない様ですね。
武勇伝が止まらないので、また冷たい笑顔で、
追い打ち対応。
これで、帰る頃には私に対して敬語になっていました。
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<Aさんをお見送り>
すっかり敬語キャラになったAさん、
何故か突然色々な物を貢がれました。
なんでしょうね、多分コミュニケーション下手なんでしょうね。
私が笑顔でニコニコ聞いてたら何も思わず「あっ同意してる!」と思って
武勇伝を話し、私がひとたび反論すると
取り繕い方がわからず、物で釣る
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最後は、内心ドン引きが止まりませんでしたが、
表情はとびっきりの笑顔でお見送りしました!
あー、けどやっぱり舟を漕いでくれた女性にチップを投げたのは
どうしても許せません
最後にそれだけ言ってやれば良かったなー
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<その後>
すっかり従順!?になったAさんは、
ハノイ空港着、トランジットの国着、日本着のたびに
律儀にメッセージで報告してくれました。
・・・それね、次回何処かの国に行くときは、
帰ってからじゃなくて来るときにやってね。
迎える側にとって大迷惑です。
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こんな感じでした。
今後は、安請け合いせず、知らない人には『トラベロコ』を薦めようと思います。
トラベロコは、現地在住者にガイドなどをお願い出来るサイトなんで便利ですよ!
あっ!!!
私が、記事書いている「あなたの専属ガイドアプリ・トリパン」も薦めとこう!笑
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最後にAさん。
もし、このブログを読んでいるとして
「私に内心こんな風に思われていたのか、女って酷い、怖いやつだ」とか
思ったとしたら、それは大間違いですよ。
私は、貴方がハノイを楽しめるよう精一杯真心込めてガイドをしました。
その時、何も言わなかったのは、言う事によって貴方が不快な想いをして
ハノイを満足に楽しめなかったら嫌だったからです。
何はともあれ、私が好きで暮らしているハノイを楽しんでもらいたかった
その気持ちに嘘偽りは全くありません。
そこだけ、誤解が無いようにお伝えいたします。
今後貴方がハノイであれ、他の国であれ行く機会があるとしたら、
是非、もう少し周りの人の事を考えてください。
「自分が凄い!」ではなく、「今から出ます。」「○○を経由します。」と
きちんと連絡を取り合えていれば、別にデバイスを何台も持ってくる必要は無いんですよ。
どんなに機械が発達したとしても、一番大切な事は今も昔も人とのコミュニケーションだと私は思います。
終わり。