シドニー3日目の今日は、オーストラリアの祝日
ANZACデーでした。
ANZACデーとは・・・
『毎年4月25日、第一次世界大戦のガリポリの戦いで勇敢に戦ったオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)の兵たちと、当時国の為に尽力した人々のために追悼を行う。
ANZACは、Australia and New Zealand Army Corps.の略で、ガリポリの戦いに参加した兵士達はANZACsと呼ばれ1916年に正式に4月25日がANZAC DAYとされるようになった。
ANZAC DAYは第二次世界大戦後、ガリポリの戦いに参加した兵士だけではなく戦争に参加した全てのオーストラリア兵のための記念日に変わっていった。(Wikipediaより)』
という日でございます。。。
歴史に全く興味が無かった私は、オーストラリアに来るまで全然知らなかったんですが、日本って太平洋戦争の時、オーストラリアを空襲してたんですよね。。。
『日本のオーストラリア空襲は、太平洋戦争(大東亜戦争)中の1942年2月から翌1943年11月までの期間にわたり、連合国の一国であるオーストラリア本土、地域の主要空域、周辺諸島、沿岸輸送ラインの船舶が、日本帝国海軍および日本帝国陸軍の航空機によって少なくとも97回の攻撃をうけたことをいう。(Wikipediaより)』
日本に居ると、日本の終戦記念日は知っててもこういう過去があったという事はあまり取り上げられてないですよね。。。
こちらで知り合った韓国人の友人に聞くと、韓国に対して日本で習った歴史と韓国で習う歴史でも、ちょっと違う様です。。。
Inverellに住んでいた時、日本人の一人から『ANZACデーに空襲を受けたダーウィンに行くと日本人は卵とか投げつけられるらしいよ!!!』と聞いていて、かなりビクビクしていたんですが、それをホストマザーに言うと
「私もあなたも産まれる前の話だし、今は日本人はビジネスの相手でもあるんだからそんな事しないわよ~」と言われました。
そんなわけで、ちょっと不安もありつつシティに出るとANZACデーのパレードがちょうどやっていました。
日本だと、静かに『黙とう』というイメージですが、こちらはマーチングバンドとかいてとても陽気なパレードでした!
明るく追悼するって日本だとなかなか無い発想ですよね。
パレードを長い事見ていると、「オーストラリアありがとう!」と書かれた旗を持った韓国の人達のパレードがやってきました。
なんか、その時オーストラリアの敵も韓国の敵も日本だったんだよな。。。って思うと凄く複雑でした。
私が見ていた間、色々な国の人達もパレードに参加し、自国の国旗を掲げていましたが、日本の国旗を見る事はありませんでした。
後から、家に帰ってきてネットで調べてみると、やっぱり日本は参加してない様です。歴史的背景からすれば当たり前なんですが。。。悲しいです。。。
まぁ、歴史的背景を知っていたからと言って、私に何か出来る事があるのか!?と問われると何も無いのですが、私が日本人である以上、きちんと歴史を知る事は必要かなと感じます。